YouTube Musicのダウンロードツールは違法?TuneFabの法的リスクと公式のオフライン再生方法

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TuneFabとMuConvertは同じソフト。どちらもDRM解除は私的利用でも違法。

以前、本ページではYouTube Musicの楽曲を変換・保存できるソフト「TuneFab YouTube Music変換」を、MuConvertと比較しながら紹介していましたが、調べ直したところ、日本国内では私的利用の目的であっても著作権法上の問題があることが分かったため、記事の内容を全面的に見直しました。

3行で要約
  • TuneFab(MuConvertと同一ソフト)のDRM解除による複製は、私的利用目的であっても著作権侵害(民事上の責任)にあたる(2012年の著作権法改正による)
  • 利用者側に刑事罰は無いが、DRM回避ツールを販売・配布する側は3年以下の懲役または300万円以下の罰金の対象になりうる
  • オフラインで聴きたい場合は、YouTube Music Premium公式のダウンロード機能を使うのが安全

なお、TuneFabとMuConvertは開発元(Emodest Technology Limited)が同じ"双子"のソフトです。名前が違うだけで中身は同じなので、どちらを使う場合でも以下の内容が当てはまります。

目次
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【重要】DRM解除ツールでの音楽保存は私的利用でも違法

大前提として、TuneFabをはじめとするDRM解除ツールを使った音楽の保存は、日本だと個人で楽しむ目的であっても著作権法上の問題があります。

以前の記事では「アクセス制御としてのDRM解除は違法ではありません」という趣旨の説明をしていましたが、これは誤りでした。この場を借りて訂正します。

すでにTuneFabまたはMuConvertを利用している場合は、速やかに利用を中止することをおすすめします。

なぜ違法なのか|著作権法とDRM(技術的保護手段)の関係

日本の著作権法では、2012年の改正によって、音楽・動画配信サービスで使われる「暗号方式による技術的保護手段」(YouTube MusicのDRMもこれに該当)が保護対象に追加されました。

これにより、著作権法第30条第1項第2号の規定で、私的使用目的であっても、DRM(技術的保護手段)の回避によって可能になった複製を、その事実を知りながら行う場合は複製権侵害となり、民事上の責任(損害賠償請求など)を負うことになっています。

  • DRM回避と著作権法の関係
    • 利用者(ダウンロードする側) 私的利用目的でも複製権侵害。民事上の責任(損害賠償など)を負う可能性がある。※刑事罰は無い
  • ツールの提供・販売側
    • DRM回避を可能にする装置・プログラムの譲渡等を行った場合、著作権法第120条の2により3年以下の懲役または300万円以下の罰金の対象(非親告罪)

DRM回避と著作権法の関係は上記の通り。

2012年の改正以前は「アクセスコントロール」の回避は著作権法の対象外(不正競争防止法のみ該当)で、いわゆる"グレーゾーン"でした。

しかし、改正後は私的複製の権利制限規定(第30条)からも除外されるようになっており、この論点はすでに法律上決着しています。

「アクセス制御の回避は違法ではない」という説明には注意

TuneFabや類似ツールの販売サイトでは「アクセス制御としてのDRM解除は違法ではない」と説明されていることがありますが、上記の通り、2012年の著作権法改正以降、この点はすでに法律上明確になっています。

DRM回避ツールを販売する側は、著作権法第120条の2により刑事罰の対象になりうる立場にあるため、購入をためらわせないための説明である可能性がある...という点は、念のため頭の片隅に置いておくといいかもです。

オフラインで聴きたい場合の合法的な方法

DRM解除ツールを使わなくても、YouTube Musicには公式のオフライン再生機能があります。

  • YouTube Music Premium:月額1,080円程度でアプリ内ダウンロードが可能
  • YouTube Premium:広告非表示や動画のバックグラウンド再生も含めて使える上位プラン

解約すると再生できなくなる制限はありますが、DRM解除ツールを使わずに合法的にオフライン再生ができます。

なお、Apple Music・Spotify・Amazon MusicなどYouTube Music以外のサービスについても、それぞれ公式アプリのダウンロード機能でオフライン再生が可能です。

まとめ|TuneFab・MuConvertどちらもDRM解除は日本だと違法

TuneFab・MuConvertは同じソフトであり、どちらを使った場合でもDRM解除による音楽の保存は、私的利用目的であっても著作権法上の複製権侵害にあたり、民事上の損害賠償責任を負う可能性があります。

オフライン視聴がしたい場合は、YouTube Music Premiumなど各配信サービスの公式ダウンロード機能を利用しましょう。

以前の記事で不正確な情報を掲載していたことをお詫びして、訂正いたします。

よくある質問|FAQ

TuneFabとMuConvertは何が違うのですか?

開発元(Emodest Technology Limited)が同じで、中身は同一のソフトです。名前とライセンス価格が異なるだけで、機能・音質・変換速度に違いはありません。

個人で楽しむだけなら問題ないのでは?

日本では、私的利用目的であっても、DRM回避によって可能になった複製は著作権侵害にあたります(2012年の著作権法改正による)。

刑事罰は無いものの、民事上の損害賠償責任を負う可能性があります。

すでにTuneFabまたはMuConvertを利用している場合はどうすればいい?

法律の専門家ではないため断定はできませんが、少なくとも今後の追加ダウンロードは中止し、必要であれば弁護士や文化庁の相談窓口に確認することをおすすめします。

YouTube Musicをオフラインで聴きたい場合はどうすればいい?

YouTube Music PremiumまたはYouTube Premiumに加入すれば、公式アプリ内のダウンロード機能でオフライン再生ができます。

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