100マイルレースも走り切れるバッテリー。
- 初代Ultra使用者から見ると、Ultra 4への買い替えが刺さるのはロングトレイル勢・ダイビング勢・オーディオインテリジェンス目当ての人
- 価格は142,800円〜、発売日は9月18日ですでに予約受付中
- バッテリーは通常使用で約2日、拡張ワークアウトモード(最大)なら最大45時間まで強化
2026年9月9日、Appleの秋のイベントで「Apple Watch Ultra 4」が正式発表されましたが、今回のUltra 4はスペック上どこが変わったのか、そして初代Ultra・Ultra 3から買い替える価値があるのか?を実使用感ベースで整理していこうかなと。
「とりあえず新しくなったのは分かるけど、自分は買い替えるべき?」という人はぜひ参考にどうぞ。

初代Ultra/Ultra 3からUltra 4への買い替えは必要か

筆者は初代Apple Watch Ultra(2022年発売)を実際に購入してレビューしていますが、結局サイズ感や重さ、睡眠計測やカジュアルな用途との相性の悪さから日常使いにはなりませんでした。
現在は普通のApple Watchに落ち着いた筆者ですが、Apple Watch Ultra 4への買い替えを迷っている人向けに、実使用感も交えて整理しておきます。
初代UltraとUltra 3、Ultra 4の違い早見表
| 項目 | 初代Ultra(2022年) | Ultra 3(2025年) | Ultra 4(2026年) |
|---|---|---|---|
| 価格 | 124,800円(新品終売) | 129,800円 | 142,800円〜 |
| チップ | S8(デュアルコア) | S10(デュアルコア) | S11(デュアルコア、4コアNeural Engine) |
| ストレージ | 32GB | 64GB | 64GB |
| 重量 | 61.3g | 61.6g(ナチュラル) 61.8g(ブラック) | 63.0g(ナチュラル) 63.1g(ブラック) |
| バッテリー(通常使用) | 最大36時間 | 最大42時間 | 約2日(最大50時間) |
| バッテリー(拡張ワークアウト・最大) | 非対応 | 非対応 | 最大45時間 |
| ダイビング対応 | 水深40m(EN13319準拠) | 水深40m(EN13319準拠) | 水深40m(EN13319準拠、変更なし) |
| 5G通信 | 非対応 | 対応 | 対応 |
| オーディオインテリジェンス | 非対応 | 非対応 | 対応(サウンド認識・ライブ早戻し等) |
| OSサポート | watchOS 27で対象外に | 対応中 | 最新OS対応 |
初代UltraとUltra 3、Ultra 4の違いは上記の通り。
筆者は初代Ultraを使っていて感じたのが、普段使いだと「明らかなオーバースペック」だということ。ランニングでは重さを感じる場面がありますし、登山もダイビングもしない筆者にとっては、電池持ちの強さとデザインの満足感が主な価値でした。(デザインはガチで良い)
この実使用感を踏まえると、買い替えが刺さるのは以下のような人かなと。
買い替えるべき人
- ロングトレイルやウルトラマラソンなど、これまでのバッテリーでも足りなかった人(拡張ワークアウトモードの最大45時間が効く)
- ダイビングやウォータースポーツを本格的にする人
- オーディオインテリジェンス(サウンド認識・ライブ早戻し等)に興味がある人
- 初代Ultraを使っていて、watchOS 27非対応(サポート終了)がそろそろ気になってきた人
初代Ultraを気に入って使っていて、デザインやタフさはそのままに最新OS・オーディオインテリジェンスも欲しい...という人には、買い替えの価値あり。処理性能や電池持ちも含めて、大きな恩恵を受けることができます。
初代Ultraは2026年秋のwatchOS27でサポート対象外となるため、ある意味”買い替えるちょうどいいタイミング”ともいえるかも。
待った方がいい人
- 筆者のように、普段使いメインでダイビング・登山をしない人(オーバースペック感はUltra 4でも変わらないはず)
- Ultra 3で特に不満がない人(外観は変わらず、進化は内部中心)
- 日本語でのオーディオインテリジェンス対応を急いでいない人(日本語対応は10月以降予定)
逆に待ったほうがいい人はApple Watch Ultraのサイズ感や価格に”心のどこかで”納得できていない人。
上述のとおり、初代UltraはwatchOS27でサポート対象外となりましたが、時計としての基本機能は引き続き使えるので急ぐ必要はありません。それでも最新のセキュリティ更新や新機能を重視するなら、同時に発表されたApple Watch Series 12も検討してみるといいかも。
日常使いや睡眠計測、軽い運動では、普通のApple Watchのほうが遥かにお手頃で使いやすいです。

Apple Watch Ultra 4の価格・発売日

Apple Watch Ultra 4の価格は142,800円(税込)〜。予約はすでに受付中で、発売日は9月18日。
カラーはナチュラルチタニウムとブラックチタニウムの2色展開となっており、サイズは49mm×44mm×厚さ12mm、対応する手首サイズは130〜210mm。ディスプレイの輝度はピーク3,000ニト、最小1ニトです。
動作にはiPhone 11以降(第2世代以降のiPhone SEを含む)とiOS 27以降が必要なので、古めのiPhoneを使っている人は買い替え前に一応確認しておくと安心。
バッテリー|通常使用で2日、拡張ワークアウトモードなら最大45時間

Apple Watch Ultra 4で一番の強化ポイントがバッテリー。
- 通常使用:約2日間(最大50時間)
- 低電力モード:最大84時間
- 屋外ワークアウト:最大18時間
- 長時間のワークアウト:最大25時間
- 長時間のワークアウト(最大):最大45時間
「長時間のワークアウト(最大)」の45時間は、100マイル(約160km)レースを走り切れる長さとのことで、ウルトラマラソンやロングトレイルを走る人には結構刺さる数字かもしれません。
ちなみに、Apple Watch Ultraは充電速度も向上していて、約45分で80%まで充電可能。15分の充電で18時間分の通常使用、5分の充電で10時間分の睡眠記録ができるとのこと。
ダイビング・アウトドア機能

Ultra 4ならではの機能として、ダイビング・アウトドア向けの装備がかなり充実しています。
- 耐水性能:ISO 22810:2010にもとづく100m耐水(水泳・シュノーケリング・スキューバダイビング・高速ウォータースポーツに対応)
- レクリエーションダイビング:EN13319準拠で水深40mまで対応(±1mの精度)
- 防塵性能:IP6X等級
- ダイブコンピュータ機能:Huish Outdoorsの「Oceanic+」アプリ(サブスクリプション制、App Storeで入手可能)を使うと、Ultra 4がフル機能のダイブコンピュータに変身。水深1mで自動起動し、現在の水深・最大水深・潜水時間・GPSによるエントリー/エキジットポイントを記録
- MIL-STD 810H準拠:高度・高温・低温・温度衝撃・浸漬・凍結融解・着氷性の雨・衝撃振動など、幅広い環境試験をクリア
- 動作温度:手首装着時でマイナス20°C〜55°Cまで対応(本体の動作温度は0°C〜35°C)
- 動作高度:マイナス500m〜9,000m
安全機能としては、衛星経由の緊急SOS・メッセージ・「探す」、海外での緊急通報、サイレン、転倒検出、衝突事故検出、バックトレース(来た道を戻る)なども搭載。
筆者はダイビングをしないので恩恵は薄いですが...潮位アプリも新しく搭載されていて、潮の満ち引きや日の出・日の入りの予測を7日分まとめて確認できます。世界中のビーチを名前で検索することも可能とのこと。
ここまで振り切った耐久性・防水性能を1台のスマートウォッチに詰め込んでいるのは、素直にすごい。
なお、Workout Buddy(ワークアウト中のペース・距離・進捗をリアルタイムで教えてくれる機能)は、Ultra 4からiPhoneが近くになくても単体で使えるようになりました。ただし、この機能はSiriの言語を英語かスペイン語に設定している場合のみ対応で、日本語ではまだ使えないようです。
バンドラインナップ

Ultra 4のバンドは4種類。用途に応じて選べます。
- アルパインループ:アウトドア向け
- トレイルループ:スポーツ向け
- オーシャンバンド:ウォータースポーツ向け
- チタニウムミラネーゼループ(新色):海での使用も想定した仕上げ
このバンドの中で、最もカジュアルに扱えるのはトレイルループ/チタニウムミラネーゼループあたり。いずれもバックル部はチタニウム製になっており、Apple Watch Ultra 4にばっちり合うデザインになっています。
なお、同梱物は本体・バンド・Apple Watch磁気高速充電USB-Cケーブル(1m)です。
S11チップ
チップはSeries 12と共通の「S11」(64ビットデュアルコア、4コアNeural Engine)。オーディオインテリジェンス(サウンド認識・Shazam)に対応し、ストレージは64GBです。
音声まわりのハードウェアも強化されていて、風切り音を抑えるビームフォーミング付きの3マイクアレイと、デュアルスピーカーを搭載しています。
なお、通信まわりはWi-Fi 4、Bluetooth 5.3、高精度2周波GPS、第2世代UWBチップに対応。Cellularモデルなら5G RedCapとLTEも使えます。
まとめ|刺さるのはロングトレイル・ダイビング・オーディオインテリジェンスが欲しい人
Apple Watch Ultra 4は、S11チップによるオーディオインテリジェンス対応に加えて、バッテリー駆動時間とダイビング・アウトドア性能がさらに強化されたモデルでした。
初代Ultra使用者としての結論は、ロングトレイル・ウルトラマラソン・ダイビングといったUltraならではの使い方をしている人にとっては、買い替える価値が大きいということ。
逆に、筆者のように普段使いメインでなによりも「カジュアルさ」「扱いやすさ」を求める人は、Ultra 4でもオーバースペック感は変わらないはずなので、無理に急ぐ必要はなさそうです。
発売は9月18日。予約はすでに受付中なので、買い替えを迷っている人は要チェックです。
\発売日は9月18日/
よくある質問|FAQ
Apple Watch Ultra 4の価格はいくら?
142,800円(税込)〜です。
発売日と予約開始日はいつ?
予約はすでに受付中で、発売日は9月18日です。
バッテリーはどのくらい持つ?
通常使用で約2日(最大50時間)です。「長時間のワークアウト(最大)」モードを使うと、最大45時間まで連続駆動できます。
ダイビングで使える?
水深40mまでのレクリエーションダイビングに対応しています(EN13319準拠、±1mの精度)。専用のダイブコンピュータAppも用意されています。
Series 12との違いは?
心拍センサーやオーディオインテリジェンスなど基本機能は共通ですが、Ultra 4はより大きなバッテリー、49mmのチタニウムケース、40m防水のダイビング対応、MIL-STD 810H準拠の耐久性が特徴です。
初代UltraやUltra 3から買い替えるべき?
初代Ultraを使っている人は、watchOS 27でサポートが終了した点が買い替えの分かれ目になりそうです。最新のセキュリティ更新やOS機能を求めるなら検討時期。Ultra 3を使っていて特に不満がなければ、オーディオインテリジェンスの日本語対応(10月以降予定)を待ってから判断しても遅くはないでしょう。

