低音強めな音質が好みなら「Beats Studio 3 Wireless」。
2017年発売のBeats Studio3 Wirelessは、ノイズキャンセリング搭載のオーバーイヤー型ヘッドホンとして当時はBeatsのフラグシップ。
2026年現在は中古相場が大幅に落ち着いていて、価格は良品で8,000〜12,000円台。程度によっては5,000円台でも見つかることもあります。
この記事では、当時のレビュー内容をベースにしつつ、「今から中古で買う価値があるか」という視点で加筆・修正しているので、2026年の今、中古でBeats Studio3 Wirelessの購入を検討してる...って人は参考にどうぞ!

Beats Studio3 Wirelessをレビュー|中古相場と「今買うべきか」について

beats Studio3 Wirelessは、高性能なノイズキャンセリングを搭載するbeatsのフラグシップヘッドフォン。
2026年現在、Beats Studio3 Wirelessの中古相場はかなり落ち着いているのが最大の強みであり、今買うメリットなのですが、プライスランク・オークファンのデータを参考にすると、良品で8,000〜12,000円台。
傷ありや状態が悪い個体は5,000円台前後から見つかります。(ヤフオクの平均落札価格は約5,167円)。

Beats Studio3 Wirelessレビュー&評価
形状:オーバーイヤー型|チップ:Apple W1|電池持ち(ANC):最大22時間|急速充電:10分の充電で約3時間再生|充電端子:Micro-USB|ノイキャン:搭載
メリット
- スタイリッシュでかっこいいデザイン
- 世間の評価とは対照的にバランスの良い音質
- やんわりしたノイズキャンセリング「PureANC」
- W1チップによる接続/切り替えの快適さ
- PureANCオンで最大22時間の再生時間
- 2026年現在は中古良品のコスパがえぐい
デメリット
- バンドの締め付けがやや強め(側面より頭のてっぺんが痛くなる)
- 上記の理由から長時間の装着は厳しい(個人差あり)
- 充電端子がMicro-USB
| 音質 | |
| 機能 | |
| 装着感 | |
| デザイン | |
| コスパ | |
| 総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
Beats Studio3 Wirelssは、beatsブランドのヘッドフォンの中ではハイエンドモデルの位置付け。
PureANC(ピュアアダプティブノイズキャンセリング)や長い音楽再生時間、W1チップによるApple製品との接続/切り替えの快適さを備える...というのがこのヘッドフォンの最大の強みであり、最大のメリットです。


FastFuel機能による10分の充電で3時間再生が可能なほか、付属のRemote TalkケーブルでMacbookやiPhoneとの有線接続も可能。
※有線接続の場合でも、beats Studio3のバッテリーがなくなると再生できない点は要注意。
Beats Studio3 Wirelessを買っていい人・やめた方がいい人
まずは、2026年の今Beats Studio3 Wirelessを買うのはどうなの?って人向けに簡単な判断基準をおさらいです。
筆者が考える買っていい人、やめたほうがいい人は以下の通り。
- こんな人には今でもおすすめ
- iPhoneユーザーで、W1チップによるペアリングの手軽さを重視する人
- ノイズキャンセリングが欲しいけど予算を抑えたい人
- 低音強めなBeatsサウンドが好きな人(ポップス・EDM・ヒップホップ向き)
- オーバーイヤー型で長時間でも疲れにくいヘッドホンを探している人
- 8,000〜12,000円以内で状態の良い中古を狙える人
- こんな人にはおすすめしない
- USB-Cで充電したい人(Studio3の充電端子はMicro-USB。Solo3と同様、2026年では扱いにくいです)
- 強力なANCが必要な人(PureANCはあるが、Sony WH-1000XMシリーズなど最新モデルと比べると見劣りします)
- 外音取り込みモードが欲しい人(Studio3には非搭載)
- フラットな音質やハイレゾを楽しみたい人
- 中古のイヤーパッド劣化(べたつき)が気になる人
Beats Studio3 Wirelessも、音質やデザイン、ノイキャン、使用感の面では2026年現在も全然戦えるポテンシャルを秘めていますが、Beats Solo3 Wirelessと同様に充電端子が「Micro-USB」になっている点は明確なデメリット。
2026年現在はスマホも、その他ガジェットも、イヤホンもUSB-Cが主流なので、充電ケーブルが増える...というのは見過ごせません。
イヤーパッドの劣化には要注意


Studio3 Wirelessはイヤーパッドが劣化しやすいモデルとして知られている...というのも、今から購入する人は知っておきたいポイント。
経年でべたつきやひび割れが出やすく、eイヤホンやハードオフなどの中古市場でも「イヤーパッド劣化あり」の個体が多く出回っています。
幸いなことに、beats Studio3 Wirelessは他社製イヤーパッドも豊富で、自分で交換するのも難しくありません。
iyTechでは、過去にイヤーパッドを自分で交換する方法を記事にしているので、気になる人はこちらもぜひ目を通してもらえればなと。Geekria製の互換イヤーパッドを使えば2,000円前後で交換できるので、多少劣化した個体を安く買って交換する選択肢もあります。

Beats Studio3 Wirelessを中古で購入する場合は、できればイヤーパッドの状態を確認できる個体を選ぶか、交換前提で予算を見ておくといいかも。
Beats Studio Proとの比較
せっかくなので、Beats Studio3 Wirelessと2023年登場の後継モデル「Beats Studio Pro」との違いもなる早でおさらい。
| - | Beats Studio3 Wireless | Beats Studio Pro |
|---|---|---|
| 充電端子 | Micro-USB(旧式) | USB-C |
| チップ | Apple W1 | Apple W1(改良版) |
| ノイズキャンセリング | PureANC(あり) | ANC(より強力) |
| 外音取り込み | なし | あり |
| バッテリー(ANCオン) | 最大22時間 | 最大40時間 |
| 音質 | 低音強め(ドンシャリ) | 音の忠実度が最大80%向上 |
| 中古価格目安 | 6,000〜12,000円 | 21,000円〜 |
| 新品価格目安 | 24,000円前後 | 30,000円〜 |
Beats Studio Proについては上記の通り。
Studio Proは外音取り込み、USB-C、バッテリー強化とStudio3の弱点を解消したモデルなので、間違いなく性能は良い。音質もよくなってる。ただし...中古でも21,000円〜とStudio3の中古良品と比べると倍近い価格差があります。
予算8,000〜12,000円でANC搭載のBeatsが欲しいという人には、Studio3の中古は今でも選択肢になりますが、予算を少し伸ばせるならStudio Proも視野に入れてみるといいかも。

Beats Studio3 Wirelessのスペックと仕様
| Beats Studio 3 Wirelessのスペックと仕様 | |
|---|---|
| サイズ | 高さ:18.4cm 重さ:260g |
| 形状 | オーバーイヤー型 |
| 接続 | class1のBluetooth ワイヤレス W1チップの快適な接続/切り替え |
| バッテリー | 連続再生:最大40時間 PureANC オン:最大22時間 FastFuel:10分の充電で3時間再生可 |
| その他 | Micro-USB 3.5mmイヤフォンジャック RemoteTalkケーブル(有線) |
Beats Studio3 Wirelessのスペックや仕様については上記の通り。
充電端子がMicro-USBなのは、Studio3の大きな弱点。Solo3と同じく、2026年現在はケーブルを別途用意する必要があります。
オーバーイヤー型・ANC搭載という点でSolo3の上位モデルではありますが、この点は共通の課題かなと。
Beats Studio3 Wirelessは低音強めの音質|ドンシャリ系が好きならハマる

ここからはBeats Studio3 Wirelessの音質について。
Beatsブランドのヘッドフォンは低音が強めという認識が一般的かと思いますが、Beats Studio3 Wirelssの音質も例に漏れず低音が強調されています。(逆に、高・中音域は控えめ。歴代モデルよりも低音は少し落ち着いた感じ)
おそらく、音のチューニング自体はsolo3と同じで、Popやロック、ジャズなど様々なジャンルで心地よく音楽が聴けますが、僕が特に良い感じで楽しめると感じたのはEDM(特にDubstepやDrum'n' Bass系)。
ノイズキャンセリングがある分、小さめの音量でもDubStep系の独特な音に浸れるので、低音がまじで気持ちよく聴けますが、オペラやクラシックはこもりがちかも。僕がヘビロテしてるLady GaGaの曲も良い感じで聴けました。
Beats Studio3 Wirelss で音楽を聴いていて特に不満に思うことはないし、音漏れに関しても、耳が心配になるほどの音量でなければほぼ無いと思ってOK。(参考までに、僕がいつも聞いてるのはiPhoneで音量は4-6くらいです)
BeatsのヘッドフォンはApple Musicに最適化されているというのも覚えておきたいポイント。
- Beatsらしい低音強め(ドンシャリ系)の音質
- 高・中音域は控えめで、EDMやDubstep系の低音が気持ちよく響くチューニング
- LadyGaGaやポップス・ヒップホップとの相性が良い
- クラシックやジャズ、アコースティック系はやや音がこもった感じになりやすい
この音質の傾向は2026年現在も変わっていないので、2026年の今聴いても十分綺麗な音質。
ノイズキャンセリング(PureANC)|2026年基準だと並みの性能
Studio3 Wireless最大の特徴はBeats独自の「PureANC(ピュアアダプティブノイズキャンセリング)」。
設定はシンプルで「標準」と「ノイズキャンセリング」の2モード切り替え。
発売当時(2017年)は高性能ANCとして評価されていましたが、2026年現在の基準で見ると、Sony WH-1000XM5やBose QuietComfort 45など、ノイキャン性能に優れるヘッドホンはたくさんあるため、これらのヘッドホンと比べるとANCの遮音性能では見劣りする部分もあります。
とはいえ、Beats Studio3 Wirelessもカフェや通勤中で使う程度のノイズを抑えるには十分機能するくらいの性能かなと。
バッテリーはANCオンで最大22時間
標準モードで最大40時間、ANCオンで最大22時間のバッテリーライフ。ほぼANCで使い続ける人が多いと思うので実質22時間が目安です。
Fast Fuel機能で10分充電すれば3時間の再生が可能なので、急いでいる時でもぱぱっと充電して使えます。
Beats Studio3 Wirelessの付け心地や装着感は?
お次はBeats Studio3 Wirelessの装着感についてですが、オーバーイヤー型(耳を完全に覆うタイプ)なので、Solo3 Wirelessのオンイヤー型と比べて耳への圧迫感が少なく、長時間でも比較的快適に使えます。
イヤーパッドのクッションはふわふわで、1〜2時間の使用では耳の痛さはほぼ感じませんでした。
ヘッドバンドの締め付けが若干強めというのは気になりましたが、長時間リスニング向きの装着感としては及第点。
Beats Studio3 Wirelessの主な操作方法
| 電源のON/OFF | 電源ボタンを1秒長押し |
| 再生/停止 | beatsロゴを1回押す |
| ボリューム調整 | ボリュームコントロ―ル |
| 次の曲へ | beatsロゴを2回押す |
| 前の曲へ | beatsロゴを3回押す |
| 早送り | beatsロゴを2回押してホールド |
| 巻き戻し | beatsロゴを3回押してホールド |
Beats Studio 3 Wirelessの主な操作方法は上記の通り。iPhoneへ着信があった時にはBeats Studio3 Wirelessで電話に出ることもできます。
そのまま通話もできるのですごく快適。※Beats Studio3 Wirelessを使って通話したい時はiPhoneではなく、着信時にBeatsロゴを押せば通話可能です。
PureANC(ノイズキャンセリング)を設定する方法

Beats Studio3 WirelessはBeats独自のノイズキャンセリング「PureANC(ピュアアダプティブノイズキャンセリング)」を搭載しますが、設定は至ってシンプル。

Beats Studio3 Wirelessはリスニングモードから「標準」と「ノイズキャンセリング」を選択可能で、標準時の再生時間は最大40時間。
ノイズキャンセリングをオンにした場合の最大再生時間は最大22時間となっていますが、Beats Studio3 Wirelessは、基本ノイズキャンセリングで使うと思うので、電池持ちは最大22時間で見ておくといいかなと。
実際、僕もBeats Studio3 Wirelssはずっとノイズキャンセリングで使ってます。
Beats Studio3 Wirelessのレビューまとめ|中古8,000〜12,000円台なら全然あり

さて、2017年に発売された「Beats Studio3 Wireless」を今買っても大丈夫か?についてレビューをお届けしてきましたが、ぶっちゃけ、ANC搭載、オーバーイヤー型、W1チップ、40時間バッテリー(標準時)という主要スペックは2026年でも十分通用する性能です。
ただし、以下の2点は今でもはっきりした弱点なので、こちらは購入前に確認しておいたほうがいいかもしれません。
- Micro-USB端子のみ。充電ケーブルが増える
- イヤーパッドが劣化しやすい。 ※中古購入時は状態確認が重要(交換すれば復活できる)
中古良品8,000〜12,000円台というラインは、ANCありのBeatsヘッドホンとして考えれば...コスパはものすごく高い。
ただし、状態の悪い個体は価格が安くてもイヤーパッド交換費用が上乗せになるため、なるべく良品以上・イヤーパッド劣化なしの個体を探すのがおすすめです。
Beats Studio Proの中古や新品と比べて選びやすい価格帯ですし、予算を絞りたい人にとってはまだ選択肢になる1台かなと思います。
iPhone/iPad/Macbookなど、Apple製品との相性は特に良くて、接続の快適さと高音質を両立可能。さらに、Beatsらしい低音強めな音質はBeats Studio 3 Wirelessの大きなメリット。
Beats Studio3 Wirelessは2026年現在も十分使える”多くの人におすすめできるヘッドフォン”だというのは間違いないので、iPhone/iPad/Macユーザーは試してみる価値ありです。



