2021年11月19日に発売された「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(通称:ダイパリメイク)」は、2006年のニンテンドーDS名作「ダイヤモンド・パール」のリメイク。
国内では発売から3日間で139万本超を売り上げ、当時のSwitch歴代2位の初週販売記録を樹立しましたが...その評価は発売当初から二極化しているのが特徴になっていまして。
IGNは8/10、Game Informerは8.5/10と高評価をつけた一方、NintendoLifeは6/10、IGNジャパンにいたっては5/10という辛口評価。Metacriticのスコアは73〜79点と「可もなく不可もなく」という数字に落ち着いており、OpenCriticでの批評家推薦率は53%と、本作の複雑な立ち位置を如実に示しています。
2026年現在はゲオの中古で2,000円弱と大幅に安くなっており、「結局ダイパリメイクって買うべきだったの?」「今から遊び始めようか悩んでる」って人もいるかもなので、国内外のレビューもさらっと分析しつつ、実際のプレイして感じたレビューを正直にお届です。
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\ダイパリメイクの中古はゲオが安い/
結論|ダイパリメイクは買うべき?おすすめ度と総評

買うべきか悩んでいる人に伝えたい結論は「ダイパ世代なら買うべき。ただし期待値の調整は必要」。
ダイパリメイク(BDSP)のレビューとしては、これに尽きるかなと。
IGNが「本作のストーリーテーマのように、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールは堅実で揺るぎない——過去を礎にし、その勝利も落とし穴もともに引き受けながら」と評したように、本作はポケモン ダイヤモンド・パールの「忠実な復刻版」としては...高い完成度です。

ダイパリメイク レビューまとめ
ジャンル:RPG|プレイ人数:1人|ローカル通信:2~8人|インターネット通信:1~16人|対応機種:Nintendo Switch|筆者のプレイ時間:約50時間
メリット
- シンオウ地方をNintendo Switchの大画面、高グラフィックで再体験
- 地下大洞窟が大幅リニューアルされ、ポケモン収集が楽しい
- 秘伝マシン廃止、ボックス常時アクセスなどQoLが改善
- ポケモンが後ろをついてくる「連れ歩き」
- 経験値シェアで育成の手間が減り初心者でも遊びやすい
- シロナ戦の難しさと熱さは健在
- スーパーコンテストショーなどのやり込みコンテンツ
デメリット
- プラチナの追加要素(バトルフロンティア・ギラティナストーリー)が未収録
- SDキャラクターのグラフィックに賛否あり
- 育成の効率がソード・シールドや最新作より劣る
- 発売当初はバグやグリッチが多かった(現在は修正済み)
| リメイク度 | |
| ゲームボリューム | |
| UIの使いやすさ | |
| エンドコンテンツ | |
| ゲーム体験 | |
| 総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
筆者のダイパリメイクのレビューと評価をまとめると上記の通りなのですが、分かりやすい問題点としては「忠実すぎること」。
多くのメディアが比較的高い評価をつけた一方、NintendoLifeは「原作への過度な忠実さが結果として多くの問題を生んでいる」と批判。
筆者も同様ですが、「プラチナの内容も含めた完全版が欲しかった」というファンの声は今も根強く、本作に対する評価の割れ方そのものがダイパリメイクという作品の本質を表しているのかなと。
ダイパ世代が「シンオウ地方をもう一度Switchの大画面で旅したい」という目的で遊ぶなら間違いなく楽しめる一本なのですが、一方で、「プラチナを超えるリメイクが欲しかった」という期待を持ったまま遊び始めると”物足りなさ”を感じる可能性が高いかも。
| ダイパリメイクの概要 | |
|---|---|
| タイトル | ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール |
| 通称 | ダイパリメイク / BDSP |
| ジャンル | RPG |
| 発売日 | 2021年11月19日 |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 開発 | ILCA(株式会社イルカ) |
| 販売 | 任天堂 株式会社ポケモン |
| プレイ人数 | 1人(オンライン対戦・交換あり) |
| CERO | A(全年齢対象) |
| 推定クリア時間 | メインストーリー:約20〜30時間 やり込み含む:60時間以上 |
| 原作 | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール(2006年 / DS) |
| 評価スコア | Metacritic 73〜79点 IGN 8/10 Game Informer 8.5/10 GameSpot 7/10 NintendoLife 6/10 ファミ通 34/40 |
| 初週販売本数 | 国内3日間で約139万本(Switch歴代2位) |
| 価格 | 6,578円(税込) |
| バージョンによる違い | ||
|---|---|---|
| - | ブリリアントダイヤモンド | シャイニングパール |
| パッケージ伝説 | ディアルガ | パルキア |
| 化石ポケモン | ズガイドス(ラムパルド) | タテトプス(トリデプス) |
| ハマナスパーク伝説 | エンテイ ライコウ スイクン ホウオウ | ファイヤー サンダー フリーザー ルギア |
| ストーリーの違い | なし | なし |
| ジムリーダーの違い | なし | なし |
良いところ|ダイパリメイクの正直な魅力

ダイパリメイクについてダダっとおさらいしたところで、まずは良いところから。
ぶっちゃけ、リリース当初から賛否が分かれる本作ですが、純粋に評価できる点もしっかりあります。筆者としては、やっぱり”あの頃”のダイパを現代で遊べたことは素直に嬉しかったポイントです。
シンオウ地方の懐かしい旅を任天堂スイッチで再体験

ダイパリメイク最大の価値は、15年前にDSの小さな画面で体験した旅を、Nintendo Switchの大画面でもう一度楽しめるところ
開発のILCA(イルカ)は原作のSDキャラクタースタイルをCGで再現することを選択しており、その愛らしいビジュアルについてGameSpotは「SDキャラクターたちが生きているビニール人形のようで愛らしく、特にダイアログシーンでの表情が際立っている」と評価しています。
任天堂スイッチでグラフィックが大幅に強化されていることもあり、キャラクターのマスコット感が良い味出してる。


フィールドでは、アレンジされたBGM、ポケモンたちの鳴き声の細かな調整、そしてあの頃の記憶にある景色。
ダイパリメイクのBGMはリマスター後も相変わらずキャッチーで、シンオウ地方の景観はそのままに、原作へのリスペクトが各所に感じられる仕上がりになっています。
「地下大洞窟」のリニューアルが純粋に楽しい


本作で最も評価が高い新要素が、「地下大洞窟」のリニューアル。
原作では化石掘りと秘密基地が中心だった地下エリアが、バイオームごとに分かれた洞窟フィールドとなり、彫像によって出現ポケモンが変化する収集システムが追加されました。
ダイパリメイクに対して辛口評価だったNintendoLifeでさえ「地下大洞窟の改善は歓迎できる追加要素で、オリジナルと比べて手薄だったポケモン図鑑の弱点を補っている」と認めており、原作の弱点だったポケモンの種類の少なさをこの要素が大きく補完しています。
この地下大洞窟は別にやらなくても問題ないのですが、彫像集めと洞窟探索の組み合わせは、まだ見ぬポケモンを求めて周回するモチベーションを持続させる中毒性があります。
現代的に改善されて遊びやすくなっている


ダイパリメイクは、”リメイク”なだけあり、原作の不便な部分が複数改善。
どこからでもアクセスできるようになった「ボックス」や「ひでんわざ」の調整はシンプルに遊びやすくなっており、経験値を手持ち全体でシェアできるスタイルになったため、ポケモンの育成も捗ります。
ダイパリメイクの主な改善点は以下の通り。
- ひでんわざがポケッチアプリに置き換えられ、手持ちの枠を取られなくなった
- フィールドからボックスに直接アクセスできるようになった
- 連れ歩き機能で手持ちポケモンが後ろをついてくる
- ヨスガシティのふれあい広場を訪れると解放
- 手持ちポケモン全員が均等に経験値を得られるため育成の手間が減った
Metacriticのあるレビュアーは「クラシックとモダンなポケモンゲームの橋渡しとして完璧なスタート地点」と評しており、特にダイパリメイクはポケモンにあまり馴染みのない人にとっても遊びやすい設計になりました。
シロナ(チャンピオン)戦の熱さはリメイクでも健在

原作から語り継がれるチャンピオン・シロナとの戦いは、本作でもさすがの難易度と盛り上がり。
ダイパリメイクは、経験値シェアでヌルゲーになるんじゃね?と思いきや...全然強い。
ミロカロス×ふしぎなうろこ×かえんだまコンボや、つるぎのまいでシンプルに火力を上げて高い素早さを活かして攻撃してくるガブリアス(ヤチェのみ持ち)、よびみずトリトドンなど、対人戦でも使われるガチ構成で、本編を楽にクリアしてきたプレイヤーでも、シロナ戦で急に壁にぶちあたること間違いなし。
(3回目のシロナは最大Lv88になり、さらに強いポケモンを連れているので、ダイパリメイクを遊んだ人はぜひ3回目まで挑んでほしい)
悪いところ|正直に伝えたい微妙な点

このあたりで、ダイパリメイクの海外・国内レビューで共通して指摘されているポイントをまとめておきます。
2026年の今からでもダイパリメイク遊ぼうかな?と思っている...という人は、購入前に把握しておくと”ちょうどいい期待値”で遊び始められるかも。
プラチナの追加要素がほぼ未収録|これが最大の批判
本作に対する最大かつ最も共通した批判は「プラチナの内容が入っていない」という点。(これは正直筆者もがっかりした)
2008年発売のプラチナには「やぶれたせかい」のギラティナストーリー、バトルフロンティア、強化されたジムリーダーなど、原作のダイヤモンド・パールから多くの追加要素がありましたが、ほぼすべてがリメイクに収録されていません。
あくまでも一例ではありますが、Metacriticに掲載されたあるレビュアーは「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールはダイヤモンド・パールの忠実なリメイクとして優れているが、プラチナと比較すればほぼあらゆる点で劣る」とかなり厳しめの批判。
IGNも「オリジナルと同じように改善においてもっと勇気を持てなかったことが惜しい」と述べており、これはダイパリメイクを語る上で避けられない核心的な問題になっているかもですね。
ダイパリメイクに”プラチナ”の要素は無い。これだけでも事前に知っておくと、いくらか”期待値”へのダメージは減らせます。
グラフィックの方向性への賛否
SDキャラクタースタイルのグラフィックは採用当初から賛否が分かれている...という点も、あらかじめ頭に入れておきたいトピックの1つ。
NintendoLifeは「キャラクターが感情のない”ファンコ・ポップ”のようだ」と批判し、IGNジャパンも「クローズアップ時のSDキャラクターが不自然に見える」と指摘していました。
一方で、GameSpotは「SDキャラクターは愛らしい」と好評価しているため、グラフィックの方向性については好みが明確に二分するポイントかなと。
バトル時の等身キャラクターのクオリティは批評家の間でも概ね好評であるため、フィールドのビジュアルと合うかどうかが評価の分岐点になっています。
ダイパリメイクのマスコット的なキャラは愛嬌があって、筆者は結構好みでした。
発売当初はバグ・グリッチが多かった
発売当初はクローン技などの重大なバグが多数存在し、Metacriticのユーザーレビューでも批判が集中。
日本のSNSでも広がる批判と不満の声。
その後のアップデートで主要なバグは修正されており、2026年現在では大きな問題は解消されていますが、発売時の印象が評価に影響し続けている側面は否定できません。
対戦育成環境がソード・シールドより不便
最新のポケモンZAやアルセウス、スカーレット・バイオレット、そしてダイパリメイクの前の作品となるソード・シールドと比べると、一部の”ありがたい”育成要素は削除されており、対戦向けポケモンの育成効率はその他の作品に劣ります。
特に「個体値」が理想のポケモンは”タマゴグループ”を合わせながら、うまくやりくりする必要があり、けいけんアメなどが育成の主流となっている最近のポケモンと比べると、このあたりは不満に思う人もいるんじゃないかなと。
競技バトルを楽しみたいプレイヤーには最新作の方が環境として遥かに整っており、現役プレイヤーも多いので、従来のポケモンを遊びたい人は「ポケモン ソード・シールド」。
アクション×ポケモンを楽しみたい人は「ポケモンZA」がおすすめ。

ダイパリメイクを実際にプレイした感想


ダイパリメイクをプレイして最初に感じたのは「任天堂スイッチでシンオウ地方に帰ってきた!」という懐かしさ。
SDキャラクターのビジュアルは事前情報だとやや不安でしたが、実際に動かしてみると愛らしさがあって、最初に感じた違和感は次第に薄れていきます。シンジ湖を出で最初のパートナーを選んだ瞬間の懐かしさ、後ろをついてくるポケモンの存在感。
これはリメイクだからこその”原作にはなかった”嬉しいボーナスです。
地下大洞窟は想像以上に楽しく、彫像セッティングによる出現ポケモンの変化という仕様が楽しくて。いつの間にか何時間も費やし、「次はあのポケモンを出したい」という動機でコツコツと彫像を集め続けるのは純粋に面白い体験だったかなと。
一方で、プラチナの内容が無いということは、発売後初期のほうで明らかになっていたため、プレイ中盤から徐々に頭をよぎるクリア後の虚無感。
「ギラティナのストーリーも見たかった」
「バトルフロンティアがあればさらに長く遊べたのに」
これはダイパ世代なら誰しも抱く感情だと思いますが、シロナ戦でパーティを全滅させられたときの「油断した...」という感覚は、リメイクとしての歯ごたえを感じさせてくれたハイライト。
どんな人におすすめ?
さて、このあたりでダイパリメイクはどんな人におすすめなのか?についてですが、まず何より「ダイパ世代」の方に強くおすすめしたい。
ニンテンドーDSでシンオウ地方を冒険し、シロナに全滅させられた記憶があるなら、あの旅を現代のSwitchで再体験する価値は十分あります。
Metacriticのあるレビュアーが「ポケモンがピークだった時代を再び体験できる機会として、これだけ丁寧に作られたことに素直に感動した」と述べているように、当時の記憶があればあるほど楽しめる。これは間違いないありません。
「ポケモンをカジュアルに遊びたい」という人にもおすすめで、経験値シェアのおかげで難易度が低く、シンプルで迷いにくいシンオウ地方のルート設計は初心者に向いています。
おそらく、今からダイパリメイクを遊び始めようかな?という人は「改めてストーリーを追いたい」が明確な理由になっていると思うので、そういう人には全力でおすすめです。

おすすめできない人
次に、ダイパリメイク(BDSP)がおすすめできない人。
このレビューでも触れていますが、まず「プラチナの内容も含めた完全版ダイパ体験」を期待している人はガチで要注意。
プラチナの体験として、ギラティナのストーリー、バトルフロンティア、強化されたジムリーダーを期待して遊び始めると、殿堂入り後から急に物足りなさと虚無感が残ります。
本格的な対戦プレイを楽しみたい人も、最新作の方が環境として充実しています。ストーリーの再体験が目的でない場合はBDSPを触らないで、原作を思い出として留めておくのも一つの手。
よくある質問(FAQ)
ポケモン ダイパリメイクでよくある質問は以下の通り。
- ダイパリメイクはプラチナの要素も入ってる?
-
残念ながら...ほぼ入ってない。バトルフロンティアやギラティナのやぶれたせかいのストーリーは未収録です。プラチナの内容を期待している場合は注意が必要です。
- 前作(ソード・シールド)を遊んでいなくても楽しめる?
-
ダイパリメイクとソード・シールドのストーリーやゲームシステムは独立しており、ポケモン初心者でも入りやすい設計になってます。
しいて挙げるなら...ポケモンレジェンズアルセウスはダイパリメイクよりも前の時代のシンオウ地方(ヒスイ地方)が舞台なので、ダイパリメイク → ポケモンレジェンズアルセウスの順番で遊ぶともっと楽しめるかも。
- ダイパリメイクのバグは現在も残っていますか?
-
発売当初に多数あったバグはアップデートで修正済み。2026年現在は大きな問題なく遊べます。
- ポケモンホームは対応してる?
-
2022年に対応済み。ただし、ポケモンホームからダイパリメイクに転送できるのは、ダイパリメイク内で登場するポケモンのみとなっています。同じ世代にあたるソード・シールドで登場した新しいポケモンも連れてこれないため、このあたりはご注意を。
レビューまとめ|ダイパリメイクは買うべきか?2026年の今からでも楽しめる?

最後に、ダイパリメイクの総評と「買うべきかどうか」について、ダダっとまとめ。
GameSpotが評したように、本作は「ノスタルジアの心地よい旅であり、荒削りな部分を適度に磨き上げることで現代のポケモンとしても成立させた」リメイク。多くのプレイヤーが感じたように「完璧なリメイク」ではないけれど、「ダイパをもう一度遊びたい」という願いには誠実に応えてくれたかなと。
(だからこそ...プラチナの要素が無かったことが本当に惜しい)
2026年現在、ダイパリメイクの価格は発売当初より大幅に下がっており、ゲオオンラインストアの中古価格は2,000円ほど。
これからダイパリメイクを遊んでみようかな?という人は、「プラチナを超える完全版」への期待を一旦手放し、「シンオウの旅を現代のSwitchでもう一度」という気持ちで遊んでみると、きっと満足できるはず。
\ダイパリメイクの中古はゲオが安い/

