買うか悩んでる人向けに分かっていることをまとめた。
Valveが発売予定のVRヘッドセット「Steam Frame(スチームフレーム)」。コードネーム"Deckard"として長らく噂されていた製品で、2025年11月に正式発表されました。
- Steam Frameは2026年9月15日に発売。日本ではKOMODO STATIONで販売開始
- 価格は256GBモデル199,980円、1TBモデル244,980円。購入者にはスタンドアロン版「Half-Life: Alyx」が付属
- Meta Quest 3と比べ軽量(440g)・アイトラッキング搭載・Steamとの親和性が強み
当初は2026年初頭発売と噂されていましたが、その後何度も延期の噂が流れ、結局2026年9月15日にサプライズ的に発売されました。
なお、2026年9月18日時点、KOMODO STATIONでは256GB・1TBともに「COMING SOON/売り切れ」表示となっており、発売直後に完売した模様です。再入荷情報が入り次第、追記予定。
\発売中(在庫状況は変動あり)/
Valveの新製品について知りたい人は以下の記事もぜひ参考にしてもらえれば。

【9月15日更新】Steam Frameが発売!価格は199,980円から
2026年9月15日、Steam Frameがサプライズ的に発売されました。
- 価格は256GBモデルが199,980円、1TBモデルが244,980円(税込)
- 日本・台湾・香港ではKOMODOの正規オンラインストア「KOMODO STATION」で販売中(米国などでは抽選販売方式)
- 購入者には、Steam Frame向けにスタンドアロン移植された「Half-Life: Alyx」が提供される
- PC接続不要で単体動作する「Steam Frame Standalone Verified」認証タイトルは発売時点で100本超、今後も拡大予定
- サードパーティー製アクセサリーとして、カラーパススルー対応の外付けカメラ「Arcturus Vision Camera」(同日発売)や、Zenni Opticalの度付きレンズインサートも用意されている
以前から気になっていた本体の価格は、当初の海外予想(899〜1,199ドル)よりやや高めの着地でした。Qualcommの値上げの影響も多少あったのかもしれません。
Steam Frameってなに?スタンドアローン型のVRヘッドセットが強そう

Steam Frameは、ValveがSteam Machineと同時発表したワイヤレスVRヘッドセット。
完全スタンドアロン型となり、PC無しで動作できるのが最大の特徴ですが、ポイントをざっくりまとめると以下の通り。
- 完全スタンドアローン型:PC接続なしで単体動作できる
- VR+通常PCゲームに対応:VRだけでなく、Steam ライブラリの通常ゲームも遊べる
- 超軽量設計:コア部分185g、フル装備でも440g(Meta Quest 3より軽い)
- 6GHz帯の専用無線アダプタ付属:PC接続時の低遅延ワイヤレス通信を実現
既存のValve Index(バルブ インデックス)の単純な後継機ではなく、"ストリーミング重視"の新路線に位置づけられています。
現時点で公表されているスペックは以下の通り。
| Steam Frameのスペックと仕様 | |
|---|---|
| アーキテクチャ | 軽量モジュラー・アーキテクチャ |
| 重量(コア) | 185g |
| 重量(フル) | 440g(ヘッドストラップ・フェイシャルインターフェース・オーディオ・リアバッテリー含む) |
| 重量(ヘッドストラップ) | 245g |
| 重量(コントローラー) | 電池込み:130g 電池無し:107g |
| プロセッサー | 4nm Snapdragon 8 Gen 3(ARM64) |
| メモリ | 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 1TB(microSDスロットで拡張可) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7(2x2)、デュアル5GHz/6GHz対応 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| 同梱ワイヤレスアダプター | Wi-Fi 6E / 6GHz対応(ヘッドセット⇄PC間の直接接続用) |
| レンズ | カスタム パンケーキレンズ |
| 眼鏡レンズの最大幅 | 140mm |
| IPD(瞳孔間距離) | 対応範囲:60mm〜70mm |
| 解像度 | 2160×2160(片目あたり) |
| リフレッシュレート | 72〜144Hz(144Hzは試験的) |
| 視野角 | 最大110° |
| 外向きカメラ | 4基(トラッキング用) |
| 内向きカメラ | 2基(アイトラッキング用) |
| パススルー | モノクロカメラによるパススルー対応 |
| スピーカー | デュアルスピーカードライバー(ヘッドストラップ統合) |
| マイク | デュアルマイクアレイ |
| 内蔵バッテリー | 21.6Wh リチウムイオン |
| フロント拡張ポート | 高速カメラインターフェイス/PCIe Gen 4を備え、Arcturus Vision Cameraなどの拡張機器はここに接続する仕組み |
| OS | SteamOS(スリープ/復帰・クラウドセーブ・Proton対応) |
| コントローラー | 6-DOFトラッキング・静電容量式指センシング・TMR磁気スティック・ハプティック搭載 |
| コントローラー電源 | 単三電池×2(約40時間) |
| 価格 | 199,980円(256GB) 244,980円(1TB) |
Steam FrameとMeta Quest 3の主な違い


「Meta QuestじゃなくてSteam Frameを選ぶ理由があるの?」と気になっている人もいるかと思うので、こちらも簡単に比較しておきます。
| - | Steam Frame | Meta Quest 3 |
|---|---|---|
| 重量(フル) | 440g | 515g |
| 解像度(片目) | 2160×2160 | 2064×2208 |
| 視野角 | 110° | 110° |
| プロセッサー | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon XR2 Gen 2 |
| アイトラッキング | 〇 | × |
| フォビエート・ストリーミング | 〇 | × |
| Steamゲームとの親和性 | ◎ | △(Air Link経由) |
| 対応エコシステム | Steam | Meta / Quest |
| 価格 | 199,980円~(256GB) 244,980円~(1TB) | 約75,000円〜 |
Steam Frameの最大の差別化ポイントは、アイトラッキングを活用した「フォビエート・ストリーミング(Foveated Streaming)」。
簡単にいうと、視線が向いている部分だけに高解像度の描画を集中させる技術で、帯域効率を最大10倍以上向上させるとのこと。PC接続でのストリーミングプレイ時に特に効いてくる機能です。
そして、Meta QuestとSteam Frameのもう一つの大きな違いがSteamライブラリとの親和性。
Meta Quest 3もAir Linkを使えばSteamゲームを遊べますが、Steam Frameは「Steam Frame Verified」ラベルが付いたゲームを単体でそのまま動かせます。Steam Deck Verifiedと同じ仕組みですね。
これはシンプルに単体で動かせる...というメリットと強みに直結しており、接続の煩わしさがない点はSteam Frameの魅力。
まだ未発表の新型モデル「Meta Quest 4」については以下の記事でまとめています。

Steam Frameで実際に何ができるのか


ここからは「Steam Frameを買ったら何ができるか」について整理していこうかと思います。
① スタンドアローンでVRゲームを遊ぶ
PC接続なしで、本体単体でVRゲームが動かせます。これがSteam Frameの最大の強み。
「Steam Frame Verified」認定タイトルが対象で、Steam Deckのように携帯(ワイヤレス)でVRを楽しめます。
② PCと接続してSteamゲームをプレイする
同梱の専用ワイヤレスアダプターを使って、PC上のSteamゲームをヘッドセットにストリーミングする使い方です。
通常のPCゲーム(VRではないゲーム)にも対応しているのが大きなポイントで、VRヘッドセットとしては珍しい機能かも。
③ Steam Machineのホストとして使う
Steam MachineとSteam Frameを組み合わせると、Steam Machineをホスト機にしてSteam Frameをディスプレイ代わりに使えます。自宅でのVRセットアップとして考えると...なかなか面白い組み合わせ。
Steam Frameが向いている人、向いていない人は?
製品の詳細を整理した上で、個人的に感じた「向き・不向き」をまとめておきます。
Steam Frameが向いている人
- SteamのVRゲームを本格的に楽しみたい人
- Meta Quest 3を持っていて、Steamとの接続に不満を感じている人
- 軽さ・スタンドアローン動作・アイトラッキングすべてに興味がある人
- すでにSteam環境(Steam Deck / PC)を持っていて、エコシステムを統一したい人
Steam Frameが向いていない人
- VRゲームにそこまで興味がなく、普通のゲームをしたいだけの人(それならSteam MachineかSteam Deckで十分です)
- Meta QuestやPSVRのコンテンツエコシステムがすでに気に入っている人
- できるだけコストを抑えたい人(199,980円〜とMeta Quest 3の3倍近い価格。かなり本格志向向けの製品です)
価格重視で選ぶなら、Meta Quest3が最適解。
Steam Frameのほうが本格的なVRゲームを楽しめますが(しかもスタンドアローン動作)、Meta Quest3でも十分以上に快適にVRゲームや映像コンテンツを楽しむことができます。
Steam Frameは買うべき?199,980円は高い?安い?

さて、Steam Frameを買うべきかどうか?についてですが...199,980円という価格を踏まえると、Steamのエコシステムに本気で乗っかりたい人向けの選択肢というのが率直なところ。
Steam Frameのスペックは確かに魅力的です。Snapdragon 8 Gen 3搭載でアイトラッキングあり、フォビエート・ストリーミング対応、しかも440gと軽量。VRヘッドセットとして仕上がりのよさは感じます。
ただ、気になる点もいくつかあって、それも地味に見過ごせないポイント。
- 144Hzが「試験的機能」扱い:発売時に安定して使えるのかが不透明
- パススルーがモノクロ:Meta Quest 3のフルカラーパススルーと比べると、MRやパススルー系コンテンツへの対応は一歩劣る
Steam Frameは、Steamのエコシステムにどっぷり浸かっていて、VRも本格的にやりたい...という人には間違いなく刺さる製品ですが、「なんとなくVR気になる」という人は、Meta Quest 3がすでに実績があって使いやすいので、そちらを先に検討したほうが良いかもですね。
\発売中(在庫状況は変動あり)/
Steam Frame(スチームフレーム)のよくある質問|FAQ
Steam Frameはもう発売された?価格はいくら?
2026年9月15日に発売されました。日本ではKOMODO STATIONで購入できます。価格は199,980円(256GBモデル)、244,980円(1TBモデル)。米国など一部地域では抽選販売方式が採用されています。
Steam FrameとMeta Quest 3はどちらを買うべき?
Steamのゲームライブラリを本格的に活用したい人はSteam Frame、実績のあるVRコンテンツをすぐに楽しみたい人はMeta Quest 3が向いています。
Steam FrameはPCが無くても使える?
完全スタンドアローン型のため、PC接続なしで単体動作します。PCと接続すれば、Steamライブラリの通常ゲームもストリーミングで遊べます。
Steam Frameは売り切れ?いつ再入荷する?
2026年9月18日時点で、KOMODO STATIONでは256GB・1TBともに「COMING SOON/売り切れ」表示となっています。再入荷時期は未定で、続報が入り次第この記事に追記します。
Steam Frameは眼鏡をかけたまま使える?
対応する眼鏡レンズの最大幅は140mmです。AUTOMATONのレビューでは、大きめの眼鏡だとスペーサーを使っても入りにくいという指摘もあるため、コンタクトレンズや小さめの眼鏡を用意しておくと安心。
Steamの新製品「Steam Machine」「Steam Frame」「Steam Controller」については、以下の記事でまとめているので、気になる人はこちらもぜひ参考にどうぞ。

