この数か月間サブ機として「Pixel 9a」を購入し、毎日使っているのですが...めっちゃ良い。
僕のPixel 9aの用途としては「ブラウジングとSNS」「カメラ」「LDAC対応でワイヤレスイヤホン使用」の3点。
Pixel 9aは少し前のセールで安かったこともあり、「しばらくPixel使っていないなぁ」っていうので、購入して使っていますが、スマホでゲームを遊ばない僕にとって、スペック不足を感じるシチュエーションは皆無でした。
買いやすい価格ながら優れた処理性能を持ち、サポート7年で2032年までは”壊れない限り使える”ため、サブ機にも最適。
Googleストアでは、11月21日よりブラックフライデーセールが開催されますが、「Pixel 9a」も安く販売されるため、改めてPixel 9aのレビューをお届けです。

Pixel 9aのレビュー:メイン機でも十分な性能。サブ機におすすめ過ぎるAndroidスマホ

Pixel 9aは、最新のAI機能やカメラ技術を注ぎ込みつつ、日常使いにぴったりの性能を買いやすい価格帯に落とし込んだ”Google純正”のAndroidスマホ。
30時間以上の電池持ち、128GB/256GBのストレージ、7年間のアップデート保証といった安心感と、Geminiをはじめとする生成AI機能を利用できる性能を備えているのも特徴です。
この記事では、Pixel 9aのスペックをおさらいしつつ「日常使用でどれくらい快適か」「サブ機としてはどうか」「買い替えるべきか」を、実機レビューを通じて検証していきます。
Pixel 9a:レビューまとめ
チップ:Google Tensor G4|画面サイズ:6.3インチ|パネル:OLED|輝度:1800ニト|30時間以上の電池持ち|RAM:8GB|ストレージ:128GB/256GB|メインカメラ:48MP Quad PD デュアルピクセル|フロントカメラ:13MP
メリット
- 買いやすい価格帯ながらリッチな性能とスペック。
- 同価格帯のAndroidスマホを大きく超える性能と使いやすさ
- ミドルレンジながらフラグシップ級のカメラ性能
- 超広角レンズも搭載しているので0.5倍ズームも使える
- Tensor G4による優れた処理性能とAI処理機能
- 7年の長期サポートは明確な強み
- 安いのにしょぼくないデザインと見た目
- レスポンスの良い画面埋め込み指紋認証
- カメラ、処理性能ともに間違いなく価格以上の体験が得られる
デメリット
- さすがに重い3DゲームやAI機能を多用すると動作はもたつく
- 電池持ちは優秀だけど、突出しているわけじゃない
- 側面のアルミフレームが傷つきやすい
- 良くも悪くも普通のデザイン
| 処理性能 | |
| 機能 | |
| カメラ | |
| デザイン | |
| コスパ | |
| 総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
Pixel 9aの価格は、定価79,900円。状態の良い中古や整備済み品で65,000円ほどと買いやすい価格ながら、実用的なスペックを備えています。

Pixel 9aは、「ミドルレンジでも妥協のない体験を」という狙いを鮮明に打ち出し、Tensor G4チップを搭載しているため処理性能は十分以上。
7年保証のサポートを備えているため、メイン機としても、サブ機としても長く使い続けることができるんじゃないかなと。
(実際、僕がPixel 9aをサブ機として購入した理由がコレ。長く使い続けられそう)








Pixel 9aの画面サイズは6.3インチ。
サイズは154.7 mm(高さ) x 73.3 mm(幅) x 8.9 mm(厚さ)となっており、重さも186gと決して軽くはないものの...絶妙なサイズ感で持ちやすい。
デザインは良くも悪くも普通ですが、背面には”複合素材のマットガラス”が採用されており、質感はさらっと。
アルミフレームの丁寧な仕上げも相まって”チープさ”は感じませんでしたが、アルミフレームにそこまでの耐久性はありませんでした。
僕のPixel 9aはケース無しの裸で使っていますが、使用後半年も経たずにアルミフレームに1mmほどの擦り傷が付いてしまったため、気になる人はケースを使用したほうがいいかも。
| Pixel 9aのスペック・仕様まとめ | |
|---|---|
| カラー | Obsidian / Porcelain / Iris / Peony |
| ディスプレイ | 6.3インチ Actua ディスプレイ(1,080×2,424 pOLED)、リフレッシュレート:60〜120Hz、Gorilla Glass 3、最大輝度:1,800ニト(HDR)、2,700ニト(ピーク)、コントラスト比:1,000,000:1以上 |
| サイズ・重量 | 高さ154.7mm × 幅73.3mm × 厚さ8.9mm 重さ:186g |
| バッテリーと充電 | 駆動時間:約30時間以上 スーパー バッテリー セーバー:最大100時間 容量:5,100mAh(標準) 急速充電 / Qiワイヤレス充電対応 |
| メモリとストレージ | RAM:8GB ストレージ:128GB / 256GB |
| プロセッサ | Google Tensor G4 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ |
| セキュリティ | Google VPN(追加料金なし) Titan M2 + Trusty(TEE) マルウェア・スパム対策搭載 |
| 背面カメラ | デュアルカメラ:・48MP 広角(ƒ/1.7、82°)、13MP 超広角(ƒ/2.2、120°) 超解像ズーム最大8倍 / OIS + EIS対応 |
| 前面カメラ | 13MP(ƒ/2.2、ウルトラワイド96.1°) |
| カメラ機能 | 夜景モード / 天体撮影 / ポートレート / トップショット / 消しゴムマジック / ベストテイク / ボケ補正 など |
| 動画撮影 | 背面:4K(30/60fps)、1080p(30/60fps) 前面:4K(30fps)シネマティック撮影、スローモーション、4Kタイムラプス対応 |
| 音声機能 | ステレオ録音 / ウィンドノイズ低減 / 音声拡張機能 |
| AI機能(Gemini) | Gemini Nano / Gemini Live / Geminiアプリかこって検索 / リアルタイム翻訳 / 通話アシスト |
| 素材・耐久性 | Gorilla Glass 3 + メタルフレーム IP68防水防塵 再生素材:本体アルミ100%リサイクル 総重量の23%以上リサイクル材使用 |
| OS・アップデート | Android 15 7年間アップデート保証 |
| 認証方式 | 指紋認証 / 顔認証 / PIN・パスワード対応 |
| 安全機能 | 緊急SOS / 災害情報アラート / 自動車事故検出 / 盗難保護 など |
| センサー類 | 近接 / 周囲光 / 加速度 / ジャイロ / 磁力計 / 気圧計 |
| ボタンとポート | USB Type-C 3.2 / 電源ボタン / 音量ボタン |
| SIM構成 | デュアルSIM(nanoSIM×1 + eSIM×1)または eSIM×2 |
| オーディオ | ステレオスピーカー / マイク×2 |
| 接続・位置情報 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 / NFC / Google Cast / デュアルバンドGNSS(GPS・GLONASS等) |
| ネットワーク | 5G Sub-6GHz対応(主要バンド網羅) / FeliCa対応 |
| ユーザー補助機能 | 拡大鏡 / 自動字幕起こし / TalkBack / Voice Access / リアルタイムテキスト など |
| 保証・付属品 | 保証:1年 同梱物:Pixel 9a本体、USB-Cケーブル(1m)、SIMピン |
Pixel 9aの強み:十分な処理性能と満足度の高さ

僕が実際にサブ機としてPixel 9aを使っていた感じた強みは、「実用性の高いディスプレイとバッテリー」「綺麗な写真が撮影できるカメラ」「7年サポートで長く使える安心感」の3つ。
この3点は、コスト重視でスマホを選びたい人にとってものすごく大きな判断材料になるんじゃないかなと。もう少し具体的に見ていきましょう。
6.3インチの画面は明るくて見やすく、滑らかに動く

Pixel 9aは6.3インチの Actuaディスプレイ(有機EL)を搭載しており、画面の明るさは最大1,800ニト(HDR)、ピーク輝度は2,700ニトと同価格帯のスマホの中でも明るめ。
前モデル Pixel 8a に比べてもディスプレイは明るくなっており、スムーズ ディスプレイ(60~120 Hz)にも対応しているため、ウェブブラウザやSNSの閲覧ではスクロールも滑らか。実際に使っていても体験できるレベルで見やすい。
ディスプレイの色再現も優秀で、鮮やかだけど不自然ではない印象。特に”Naturalモード”での色味が自然で好みでした。
ちなみに、DXOMARKの測定ではピーク輝度が2,549 cd/m²に達し、「直射日光下でも表示内容が判別できるレベル」と評価されていることからも、Pixel 9aのディスプレイの品質はかなり高いと思ってOKです。
海外レビューでは、Pixel 9aは「画面均一性(輝度や色味のムラ)」が欠点との評価もあり、計測結果では、Pixel 9aの画面の均一性は76%と平均以下。特に「画面下部のコーナー部で暗く見える箇所がある」との報告もありましたが、実際に使用していて気になることはありませんでした。マジで”ほぼ分からない”レベル。
30時間以上の電池持ち。実用性の高いバッテリー駆動時間
Pixel 9aの電池持ちは、公式で30時間以上と言われていますが、バッテリー駆動は実使用で1.5日くらい。(僕はサブ機としてPixel 9aを使っているため、充電頻度は2-3日に1回程度)
少なくとも、電池持ちは日常使用で困ることがないくらいには長く、明るくて見やすいディスプレイもあわせて、この2点は普段使いのスマホとして大きなアドバンテージになるかなと。
ゲームをしない前提ですが、サブ機としての使いやすさは抜群で、優れた処理性能も相まってガチでストレスを感じるシチュエーションはありませんでした。
7年間のサポートがあるので壊れない限り使い続けられる
Pixel 9aは、OS/セキュリティ/Pixel Dropのアップデートが7 年間提供されるため、”壊れない限り”使い続けられる...というのも明確なメリットの1つ。
| メーカー / モデル | OSアップデート保証 | セキュリティアップデート保証 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Google Pixel 9a | 7年 | 7年 | Android 15搭載。Pixel 8シリーズと同等のサポート年数。2032年まで使える |
| Samsung Galaxy S24シリーズ | 7年 | 7年 | Googleと並ぶ最長サポート。Android 21まで対応予定。 |
| ASUS Zenfone 11 Ultra | 2年 | 4年 | アップデート期間が短め。軽量モデル志向。 |
| OnePlus 12 / 12R | 4年 | 5年 | OxygenOS搭載。ミドル〜ハイレンジに強み。 |
| Sony Xperia 1 VI | 3年 | 4年 | 国内メーカーでは標準的なサポート期間。 |
| Xiaomi 14 / 14 Ultra | 4年 | 5年 | HyperOS(旧MIUI)で改善傾向。 |
| Oppo Find X7シリーズ | 4年 | 5年 | 国際モデル基準。日本版は変更の可能性あり。 |
| Nothing Phone (2a) | 3年 | 4年 | コスパ重視ブランドとしては良好な水準。 |
ぱっと思いつくAndroidスマホのサポート期間を比較してみると上記の通り。
7年サポートは現在、GoogleとSamsungの2社のみ。中国勢(XiaomiやOppo)は近年サポート期間の延長を進めており、4〜5年が主流になっているとはいえ、ASUSやSonyなどは依然として2〜3年程度に留まっていることからも、Pixel 9aの価格帯を考えるとサポート期間の長さでは圧倒的に有利です。
3Dゲームはしないので、インターネットやSNSが快適に使えて、それなりに綺麗な写真が取れて、長く使えればいいやって人に「Pixel 9a」はガチでおすすめできるスマホ。
48MPのメインカメラは普通に綺麗な写真が撮影できる

Pixel 9aと言えば...海外や国内メディアのレビューでも高評価なカメラも強みの1つ。
価格帯を考えればまず間違いなく「十分以上のクオリティ」で、日常シーンやSNS用の写真でも満足度の高い写真をぱぱっと撮影できます。


Pixel 9aは、メインカメラ(48MP f/1.7 広角)の画質が特に良くて。日中や光源が豊富な条件化での描画力や色再現でミドルレンジ機とは思えない仕上がり。
HDR処理も改善されており、撮影した写真の色味も正確かなと。
※記載しているPixel 9aで撮影した写真は、アップロードするために大幅に圧縮しています。


さすがに、超広角カメラや望遠カメラについては、ハイエンド機に比べて「ディテール」や「低光量性能」では劣るものの、ナイトモードで撮影した写真はものすごく明るく撮影できました。
(よく見るとノイズは目立つけど、色表現と再現性に優れるため、そこまで気にならない)

メインカメラがめっちゃ優秀な「Pixel 9a」ですが、望遠レンズを搭載していないため、ズームはデジタルの”超解像ズーム”に頼らざるを得ず、望遠撮影を重視するユーザーには物足りないかも。
Pixel 9aを買うべき人は?
実際にサブ機としてPixel 9aを使っていて、Pixel 9aをおすすめできるんじゃないかな?と思う人は以下の通り。
- 価格を抑えつつ長く使いたい人
- 写真や日常使いでスマホに“そこそこ高性能”を求める人
- Androidの純正体験や更新頻度、保証を重視する人
- スマホでゲームしない人
Pixel 9aは「カジュアルに使えればいいけど、そこそこの性能は欲しい」という人向けですね。
逆に、ゲーム性能やカメラ性能を重視したり、素材や質感を重視するならPixel 9aよりもPixel 10、Pixel 10 Pro、iPhone 17/17 Proを選んだほうがいいかも。

Pixel 9aをサブ機として使ってみたらガチで快適だった

記事冒頭でも触れていますが、僕がPixel 9aを購入したのは「セールで安かったこと」と「サブ機」で利用するため。
僕は現在メインで「iPhone Air」を使用しているのですが、サブ機のスマホに求める要素は以下のとおりです。
- Androidスマホであること
- ブラウジングやSNSで快適に動作(スマホでゲームはしない)
- そこそこ綺麗な写真が撮影できる
- 電池持ちが良い
- サポート期間が長い(サブ機なので頻繁に買い替えずに長く使いたい)
- 高音質コーデック”LDAC”に対応(iPhoneは対応しないため)
Pixel 9aであれば、Google純正のAndroidを搭載するほか、Tensor G4のおかげで処理性能も十分。
ブラウジングやSNS、カメラ性能でストレスを感じることは一切なかったため、サブ機としての使用感も本当に良くて。セール期間だったこともあり、購入して正解でした。
(高音質コーデック”LDAC”にも対応するため、僕の場合はイヤホンのレビューでも活躍してくれてる)
それと、Pixel 9aは電池持ちが思っていたよりも全然良かったのも好印象。素のAndroidやGoogleサービスとの親和性が高いのもメリットでした。AndroidのOSやセキュリティアップデートも配信護に逐一で届くので、安心して使えます。
Pixel 9aは、現在Pixel 8aを使っていて、バッテリーやディスプレイに物足りなさを感じている...という人にとっても良いアップグレードになりますし、新規購入だとしても、Pixel 9a を選んで後悔することはなさそうです。
いずれにしましても、Googleストアでは、11月21日よりブラックフライデーセールが開催され、Pixel 9aが14,100円オフで買えるため、買うならもう少しだけ待つといいかも。






